宇宙開発ものがたり
アポロ計画、はやぶさ、ボイジャー——人類の宇宙への挑戦の歴史。
28本の記事
記事一覧
10年かけた宇宙望遠鏡を、一度きりの打ち上げに賭ける8月30日
2026年8月30日、ナンシー・グレース・ローマン宇宙望遠鏡がケネディ宇宙センターから打ち上げられる。視野はハッブルの100倍以上。10年以上かけて組み上げた精密機械を、後戻りできないロケットに載せる一発勝負の工程を追う。
小惑星に体当たりして軌道を変えた実験の答え合わせに、別の探査機が向かう
2022年9月、探査機DARTが小惑星ディモルフォスに体当たりし、公転周期を32分も縮めた。この実験の答え合わせに、ESAのヘラが2026年11月に現場到着する。宇宙の防衛が二段構えである理由を、宇宙メディアSORABUMIが解説する。
狙う彗星がまだ見つかっていないうちに、先に打ち上げる待ち伏せ探査機
ESAのComet Interceptorは、目的地の彗星がまだ発見されていないうちに打ち上げ、宇宙の待機点で待つ。太陽に一度も近づいたことのない彗星や恒星間天体を、母機と子機の3機で多方向から捕まえる異例のミッションを、宇宙メディアSORABUMIが解説する。
ついに完成した望遠鏡が飛ぶ ── Roman、8月30日に宇宙へ
NASAのNancy Grace Roman宇宙望遠鏡が2026年8月30日に打ち上げ予定。ハッブルの100倍の視野を持つこの望遠鏡は、暗黒エネルギー・系外惑星・銀河進化の3つの謎に同時挑む。完成から打ち上げまでの現場を追う。
惑星の引力を「借りる」宇宙旅行術 ── Psyche探査機が火星で実演した重力アシスト
2026年5月、NASAのPsyche探査機が火星上空を通過し、燃料を使わずに秒速4 kmの加速を得た。惑星の重力を利用してスピードを上げる「重力アシスト」という宇宙航行の技を、その仕組みと50年の歴史とともに解説する。
月の南極に水を掘りに行く ── 嫦娥7号が切り開く人類の水問題
2026年8月、中国の嫦娥7号が月の南極へ向かう。その目的は「水氷の直接採集」。なぜ月の水がそんなに大事なのか、永久影という場所の不思議さから、宇宙開発の未来まで整理してみた。
地球の磁気圏をX線で「見る」ミッションが始まる ── SMILEが解こうとしている謎
ESAと中国科学院が共同開発したSMILE探査機が2026年5月19日に打ち上げを予定している。太陽風が地球の磁気圏にぶつかる瞬間をX線で初めて映像化し、宇宙天気の理解を根本から変えようとしている。
なぜ各国は一緒に宇宙を探査するのか ── 月と火星をめぐる国際協力の正直な話
ESAとJAXAが2025年3月に月・火星探査の協力強化を宣言した。月に48か国が集まる理由は「平和の理念」だけではない。費用・技術・政治という三つの力学から、宇宙探査の国際協力を読み解く。
10億個の銀河を一度に撮る ── Roman宇宙望遠鏡が変える宇宙の見方
2026年打ち上げ予定のNASA・Nancy Grace Roman宇宙望遠鏡は、ハッブルの約100倍の視野を持ち、一度のシャッターで月5個分の空を撮影できる。ダークエネルギーの謎から系外惑星まで、宇宙観測を根本から書き換える望遠鏡の話。
宇宙のゴミが宇宙を閉じこめる ── ケスラーシンドロームという連鎖
軌道上の人工物は今や約3万個。壊れた衛星やロケットの残骸がぶつかり合うと、破片が破片を生む連鎖反応が始まる。ケスラーシンドロームの正体と、2026年時点で見えてきた危険な高度を整理する。