炭素でできた空の底にダイヤの雲 ── 太陽系の常識が通じない系外惑星
パルサーを7.8時間で一周する木星サイズの惑星。その空はヘリウムと炭素でできていて、水もメタンもない。昼は約2000℃、空の底では炭素がダイヤの雲になる。しかも、どうやって生まれたのか誰にも説明できない。JWSTが見つけた、太陽系のどの惑星とも似ていない空の話。
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パルサーを7.8時間で一周する木星サイズの惑星。その空はヘリウムと炭素でできていて、水もメタンもない。昼は約2000℃、空の底では炭素がダイヤの雲になる。しかも、どうやって生まれたのか誰にも説明できない。JWSTが見つけた、太陽系のどの惑星とも似ていない空の話。
JWSTが、ビッグバンからわずか8億年後の宇宙で、少なくとも5つの銀河が合体する『JWSTのクインテット』を発見。衝突で引きちぎられたガスが酸素を銀河の外へ運び、若い宇宙が重い元素を配って回る現場が見えてきた。宇宙メディアSORABUMIが解説する。
白色矮星(星の燃えかす)のすぐそばで、木星より大きな惑星WD 1856+534 bが平均約-87℃で回っている。JWSTが直接光をとらえた系外惑星として最も冷たい。飲み込まれる運命を生き延びた惑星の話を、宇宙メディアSORABUMIが解説する。
宇宙メディアSORABUMIが解説。JWSTが観測した系外惑星 PSR J2322-2650b の大気には、水でもメタンでもなく分子状炭素が漂っていた。約150個の観測例で初めての検出で、既存の惑星形成モデルでは中身が説明できないという。
系外惑星の大半は姿が写らないのに、なぜ一部だけ直接撮影できるのか。約12光年先でJWSTが捉えた木星の7.6倍の冷たいガス惑星を例に、明るさの差・距離・温度という3条件から直接撮像の意味を解説する宇宙メディアSORABUMIの記事。
系外惑星の大気に生命由来かもしれない分子の兆候が出ても、科学者はすぐ喜ばない。まぐれで起きる確率が約350万分の1を切る『5シグマ』に届くまで、そして期待している自分の確証バイアスを疑い終えるまで、それは『発見』ではない。確からしさの物差しと科学の作法を宇宙メディアSORABUMIが解説する。
何十光年も先の岩石惑星に空気があるかを、人類はどう確かめるのか。惑星が主星の前を横切る一瞬、大気をかすめた光がわずかに欠ける──その「色の指紋」を読む透過分光の仕組みと、地球サイズの惑星だと手がかりがリンゴの皮ほど薄くなる理由を、宇宙メディアSORABUMIが解説する。
ベータ・ピクトリスで3番目の惑星d が直接撮像で見つかった。ところが発見後に過去のデータを見返すと、11年以上前の観測にすでに写っていたという。b の100倍暗いこの惑星が、なぜ長く見逃されたのかを宇宙メディアSORABUMIが解説する。
ブラックホールは何でも吸い込むイメージだが、実は餌が近づかないと飢える。JWSTがNGC 4696の中心約2000光年(618パーセク)四方を観測し、1億度のガスが糸となって回転円盤へ落ちる自給自足の仕組みを初めて捉えた。
JWSTが2026年、104億光年先の銀河団XLSSC 122が強い重力レンズを起こしていると確認した。手前の重力が背後の光を曲げて拡大する「重力の望遠鏡」と、密集構造ができるには早すぎる時代にもう完成していた集団の謎を、宇宙メディアSORABUMIが解説する。
宇宙のちりは惑星や私たちの体の材料になる固体微粒子。太陽の3〜7%しか重い元素がない原始的な矮小銀河Sextans Aで、JWSTが鉄だけでできたちりを見つけた。初期宇宙がどうやってちりを作ったのか、その意外な答えを宇宙メディアSORABUMIが解説する。
JWSTが超高温の巨大ガス惑星WASP-121bを公転1周ぶん連続観測。858光年先で逃げていく大気が、惑星の後ろだけでなく前にも尾を伸ばす『二重の尾』だと判明した。系外惑星から大気がこぼれる現場を1周通して追った観測を、宇宙メディアSORABUMIが解説する。
JWSTが初期宇宙で見つけた謎の天体「リトルレッドドット」。2026年6月、その一つGLIMPSE-17775のスペクトルから40本超の輝線と16本の鉄の吸収線が見つかり、正体は銀河ではなくガスに包まれたブラックホールだと判明した。宇宙メディアSORABUMI。
宇宙メディアSORABUMIが解説。190光年先のTOI-1130では、内側を弾き飛ばすはずのホットジュピターのさらに内側で、公転4日のミニ海王星が生き残っていた。JWSTが大気から読み解いた「2つそろって遠くから引っ越してきた」物語。
太陽の約0.4倍しかない赤い小さな星に、ほぼ木星サイズのガス惑星がへばりついている。惑星形成の理論では「存在できないはず」のTOI-5205bを、宇宙メディアSORABUMIが解説。JWSTの大気観測まで予想を裏切った。
690光年先の巨大惑星WASP-94Abでは、毎朝ケイ酸塩(溶けた岩石)の雲が現れて夕方に消える。JWSTが初めて直接観測した「岩石雲サイクル」と、それが惑星大気研究を塗り替えた理由を宇宙メディアSORABUMIが解説。
宇宙の銀河は孤立して存在するのではなく、フィラメントと呼ばれる糸状の構造に沿って並んでいる。JWSTのCOSMOS-Webサーベイが、宇宙誕生後10億年まで遡るこの網目構造の最高精度地図を完成させた。
JWSTが超高温の岩石惑星TOI-561 bに厚い大気を検出。恒星のすぐそばで大気が生き残れる仕組みと、この発見が系外惑星研究を根本から変える理由を解説します。
ベンゼンが宇宙で見つかった。アミノ酸も、核酸塩基も彗星に乗って届く。有機分子は宇宙に珍しくない。それなのになぜ生命は地球だけなのか。材料と生命のあいだにある巨大な壁を、JWSTの最新観測から問い直す。