「宇宙の灯台」死んだ星が引く37光年の尾、その磁場を初めて直接測った
21,000光年先を走る中性子星PSR J1101-6101は、最寄りの恒星までの約9倍にあたる37光年もの光の尾を引いている。NASAのX線衛星IXPEが、この“宇宙の灯台”の磁場の向きを人類で初めて直接測った。宇宙メディアSORABUMIが解説する。
恒星の誕生から死まで、天の川銀河から宇宙の大規模構造まで。
37本の記事
21,000光年先を走る中性子星PSR J1101-6101は、最寄りの恒星までの約9倍にあたる37光年もの光の尾を引いている。NASAのX線衛星IXPEが、この“宇宙の灯台”の磁場の向きを人類で初めて直接測った。宇宙メディアSORABUMIが解説する。
JWSTが、ビッグバンからわずか8億年後の宇宙で、少なくとも5つの銀河が合体する『JWSTのクインテット』を発見。衝突で引きちぎられたガスが酸素を銀河の外へ運び、若い宇宙が重い元素を配って回る現場が見えてきた。宇宙メディアSORABUMIが解説する。
満月の10分の1ほどの暗闇を11日間見つめ、ハッブルは約1万個の銀河を掘り出した。一方TESSは全天をざっと舐める。なぜ空を調べるのに正反対の望遠鏡が両方いるのか。視野・解像度・露光時間のトレードオフから、宇宙メディアSORABUMIが読み解く。
目に見えないブラックホールは、どうやって見つけるのか。オメガ・ケンタウリの中心で、逃げ出すほど速く動く7つの星が、太陽8,200個分以上の「中間質量ブラックホール」の存在を裏づけた。ハッブルの約20年分・500枚超の画像から炙り出した手法を宇宙メディアSORABUMIが解説する。
地球から約25光年先、太陽に9番目に近い白色矮星(星の燃えかす)が、隣で輝く赤色矮星のまぶしさに紛れて27年間も見つからずにいた。ハッブル宇宙望遠鏡の紫外線観測が、65光年以内に隠れていた4つの死んだ星をあぶり出した経緯を、宇宙メディアSORABUMIが解説する。
JWSTが2026年、104億光年先の銀河団XLSSC 122が強い重力レンズを起こしていると確認した。手前の重力が背後の光を曲げて拡大する「重力の望遠鏡」と、密集構造ができるには早すぎる時代にもう完成していた集団の謎を、宇宙メディアSORABUMIが解説する。
宇宙のちりは惑星や私たちの体の材料になる固体微粒子。太陽の3〜7%しか重い元素がない原始的な矮小銀河Sextans Aで、JWSTが鉄だけでできたちりを見つけた。初期宇宙がどうやってちりを作ったのか、その意外な答えを宇宙メディアSORABUMIが解説する。
銀河中心の分子雲G+0.693−0.027で炭素4個の糖エリスルロースが初検出された。DNAより単純な遺伝子分子TNAの素になりうる分子だ。しかも作られ方が予想外で、2炭素のかけらが合体していた。宇宙メディアSORABUMIがその意味を読み解く。
2026年6月、ESO/VLTのSPHERE装置が惑星誕生の現場を4年かけて直接観測。原始惑星系円盤の「回転」を初めて映像でとらえ、理論では説明できない複雑な動きが見えてきた。
6,300万光年先の渦巻き銀河M88は、銀河団の中を移動しながらガスを剥ぎ取られている。HubbleがM88で捉えた「ラム圧剥ぎ取り」という現象が、銀河の一生を決める仕組みをわかりやすく解説。
ハッブル宇宙望遠鏡が捉えたさそり座の球状星団NGC 6441。太陽の近所の1万倍以上の密度で星が詰め込まれた空間では、星同士の衝突が「日常」として起きている。その驚きの構造と、球状星団が宇宙史に刻む古さを読む。
宇宙の銀河は孤立して存在するのではなく、フィラメントと呼ばれる糸状の構造に沿って並んでいる。JWSTのCOSMOS-Webサーベイが、宇宙誕生後10億年まで遡るこの網目構造の最高精度地図を完成させた。
夜空に光る星が青や赤に見える理由、実は「見た目の色」は星の温度そのもの。青い星は熱くて短命、赤い星は冷たくて気の遠くなるほど長命——星の色が一生を決める仕組みを宇宙メディアSORABUMIが解説する。
天の川銀河を取り巻く高温ガスの層が、南半球側だけ約12%高温だとわかってきた。原因は近くを通る衛星銀河の重力。1億年かけてじわじわ進む銀河スケールの圧縮現象を読み解く。
2015年、人類は初めて宇宙の「揺れ」を検出した。重力波とは何か、どうやって測るのか、そして何がわかったのか。光では見えなかった宇宙の正体に迫る。
宇宙で最も明るい天体「クエーサー」が2つ並んで見つかる現象は、銀河同士の巨大な合体の証拠だ。宇宙誕生から9億年後の空を見せるこの発見が、銀河の成長史をどう書き換えるかを解説する。