星と銀河

恒星の誕生から死まで、天の川銀河から宇宙の大規模構造まで。

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ブラックホールの0.55光年隣で、死にゆく星が水とちりを作っていた

天の川銀河の中心にある巨大ブラックホール、いて座A*からわずか0.55光年。銀河でもっとも過酷な放射環境のすぐ隣で、寿命末期の老巨星IRS 3が今も水とケイ酸塩のちりを作り続けていた。JWSTがとらえた宇宙のものづくりの話。宇宙メディアSORABUMI。

銀河の重さは、見えている星ではなく暗い小さな星の数で決まっていた

私たちは銀河の重さを光で量っている。だが光を出すのは一部の大きな星だけで、数でいえば7割以上は太陽より暗い小さな星だ。JWSTの観測をきっかけに、初期宇宙の銀河は見積もりの3〜4倍重い可能性が浮上した。宇宙メディアSORABUMIが解説する。

天の川銀河は生まれてすぐ、太陽5億個分の小さな銀河を丸ごと食べていた

今ある大きな銀河は、最初から大きかったわけではない。ハッブルとGaiaが天の川の奥にある39個の星団を精密に測り、約118億年前に飲み込まれた小さな銀河「LKH」の痕跡を読み取った。銀河が共食いで育った証拠を宇宙メディアSORABUMIが解説する。

夜空は過去の寄せ集め。私たちは宇宙の「今」を一度も見たことがない

太陽の光は約8分前、隣の恒星プロキシマは約4.2年前、アンドロメダ銀河は約250万年前の姿。光の速さが有限だから、遠くを見るほど昔が見える。夜空の一枚に何億年もの時間が同居する理由を、宇宙メディアSORABUMIが日常のスケールに翻訳して解説する。

銀河は星の集まりより広い「見えない熱いガスの海」に包まれている

夜空の銀河は星の集まりに見えるが、その外側には星の材料になる希薄なガスが本体より広く広がっている。この見えないガスを紫外線でとらえるNASAの小型衛星ASPERAの狙いと、銀河がガスを飲んで吐いて成長する仕組みを、宇宙メディアSORABUMIがやさしく解説する。

見えないブラックホールを、星団で逃げ出すほど速く動く星があぶり出した

目に見えないブラックホールは、どうやって見つけるのか。オメガ・ケンタウリの中心で、逃げ出すほど速く動く7つの星が、太陽8,200個分以上の「中間質量ブラックホール」の存在を裏づけた。ハッブルの約20年分・500枚超の画像から炙り出した手法を宇宙メディアSORABUMIが解説する。

重い星団ほど早くガスの繭を破って、銀河じゅうを紫外線で照らしていた

生まれたての星団はガスの繭に埋もれ、可視光では見えない。ストックホルム大学主導の研究チームがHSTとJWSTで数千個を調べると、重い星団はおよそ500万年、軽い星団は700〜800万年で繭を破り、重い星団ほど早く抜けて銀河を紫外線で照らしていた。宇宙メディアSORABUMIが解説する。

白色矮星が、隣の赤い星のまぶしさに隠れて27年間見つからなかった

地球から約25光年先、太陽に9番目に近い白色矮星(星の燃えかす)が、隣で輝く赤色矮星のまぶしさに紛れて27年間も見つからずにいた。ハッブル宇宙望遠鏡の紫外線観測が、65光年以内に隠れていた4つの死んだ星をあぶり出した経緯を、宇宙メディアSORABUMIが解説する。

重力そのものを望遠鏡にする ── 104億光年先の「早すぎる」銀河団

JWSTが2026年、104億光年先の銀河団XLSSC 122が強い重力レンズを起こしていると確認した。手前の重力が背後の光を曲げて拡大する「重力の望遠鏡」と、密集構造ができるには早すぎる時代にもう完成していた集団の謎を、宇宙メディアSORABUMIが解説する。

繰り返す宇宙電波FRB、その発信源は太陽そっくりの星との連星だった

約25億光年かなたで繰り返す高速電波バーストFRB 220529A。中国の巨大望遠鏡FASTが17か月の監視の末にとらえた、電波の『ねじれ』が100倍に跳ねた一瞬。研究チームはそれを、相棒の星が起こした太陽嵐の証拠だと考えている。宇宙メディアSORABUMIが解説する。

星間空間で4炭素の糖が見つかった ── DNAより前の遺伝子の祖先候補

銀河中心の分子雲G+0.693−0.027で炭素4個の糖エリスルロースが初検出された。DNAより単純な遺伝子分子TNAの素になりうる分子だ。しかも作られ方が予想外で、2炭素のかけらが合体していた。宇宙メディアSORABUMIがその意味を読み解く。

宇宙で最も多い星が惑星を食べていた ── リチウムが語る秘密

地味で小さな赤色矮星が、じつは自分の惑星を飲み込んでいた。2026年5月の新発見は、リチウムという意外な手がかりから明らかになった。太陽系でも同じことが起きた可能性がある、惑星形成史の隠れた真実。宇宙メディアSORABUMIが解説。

銀河団の重さが2倍になった ── 星の死骸が隠していた宇宙の質量

宇宙で最も重い天体・銀河団の質量が、従来の計算よりも約2倍大きいと判明した。原因は長年見落とされてきた「星の残骸」の存在。中性子星やブラックホールがこれほど大きな影響を持つとは、研究者たちも驚いたようだ。

毎晩、空全体を撮り直す望遠鏡 ── ルービン天文台が変える「動く宇宙」の見方

2026年から本格稼働したルービン天文台は、3〜4日ごとに南天全域を撮影し、毎晩10万件の天体変化アラートを発する。「見ていない間に消えてしまう宇宙」を初めて系統的に記録するこの望遠鏡が、天文学の何を変えようとしているのかを解説する。

星の色は寿命を語っている ── 青・黄・赤、それぞれの個性と一生

夜空に光る星が青や赤に見える理由、実は「見た目の色」は星の温度そのもの。青い星は熱くて短命、赤い星は冷たくて気の遠くなるほど長命——星の色が一生を決める仕組みを宇宙メディアSORABUMIが解説する。