宇宙のナゾ

ブラックホール、ダークマター、宇宙の果て——まだ解けていない宇宙の謎を掘り下げる。

17本の記事

記事一覧

10年かけた宇宙望遠鏡を、一度きりの打ち上げに賭ける8月30日

2026年8月30日、ナンシー・グレース・ローマン宇宙望遠鏡がケネディ宇宙センターから打ち上げられる。視野はハッブルの100倍以上。10年以上かけて組み上げた精密機械を、後戻りできないロケットに載せる一発勝負の工程を追う。

ブラックホールが銀河の中心を2600光年外れ、星を食べるまで眠っていた

巨大ブラックホールは銀河の中心にいるのが常識だった。ところが同じ銀河の中に、中心から約2600光年だけ外れて隠れていた二つ目が、星を1つ飲み込む閃光で見つかった。太陽が天の川の中心から離れている距離の約10分の1。中心に近いのに、ど真ん中ではない。なぜそこにいるのかを追う。

巨大ブラックホールが、宇宙6.7億歳の頃に太陽16億個分に育っていた

クエーサーJ0313-1806は、宇宙が誕生してわずか約6.7億年後の姿。その中心には太陽16億個分の超巨大ブラックホールがすでにあった。若すぎる宇宙になぜこれほど育ったのか、そして「遠くを見る=昔を見る」観測のからくりを、宇宙メディアSORABUMIがたどる。

原始ブラックホールは星の死では作れない ── 重力波が挑む未発見の天体

宇宙が始まって1秒未満のうちにできたかもしれない『原始ブラックホール』。星から生まれるブラックホールと違い、太陽より軽くなれる。2026年時点で重力波は累計390回検出されたが、その決定的な1個はまだ見つかっていない。宇宙メディアSORABUMIが解説する。

ブラックホールは星の死で終わらない、合体して育つ『二世代目』の証拠

2026年に公開された重力波カタログGWTC-5.0で、合体してできたブラックホールがさらに別のものと衝突した『二世代目』の兆候が見つかった。7億光年と24億光年先、自転の癖が残した階層的合体の証拠を、宇宙メディアSORABUMIがわかりやすく解説する。

謎の赤い点の正体は、ガスの繭をまとった巨大ブラックホールだった

JWSTが初期宇宙で見つけた謎の天体「リトルレッドドット」。2026年6月、その一つGLIMPSE-17775のスペクトルから40本超の輝線と16本の鉄の吸収線が見つかり、正体は銀河ではなくガスに包まれたブラックホールだと判明した。宇宙メディアSORABUMI。

ブラックホールの「光の輪」はなぜ見える?光子球の仕組みを解説

ブラックホールは光すら逃げられない天体なのに、なぜ輝くリングが見えるのか。その鍵を握る「光子球」の仕組みを、EHTの観測成果や重力レンズ効果とともにわかりやすく解説します。宇宙の常識をひっくり返す驚きの物理現象に迫ります。