#無重力

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7件(記事 7本・小説 0本)

記事

ろうそくの炎がとんがっているのは重力のせい、無重力では青い球になる

ろうそくの炎が上にとんがるのは、熱くなった空気が軽くなって昇るから。上下のない宇宙では空気が流れず、炎はゆらめきもせずまんまるの青い球になる。おまけにISSでは、消えたと思った火が目に見えないまま燃え続ける「クールフレーム」まで見つかっている。足元の重力が炎の形を決めていた話。

宇宙に行くと顔がむくむ──頭に集まった体液が、長期滞在者の7割の目を押す

地上では脚にたまる体液が、無重力だと行き場をなくして頭へ上がる。宇宙飛行士の顔がむくみ脚が細くなるのはこのため。やっかいなのはそれが目まで押すことで、4〜6か月の滞在では約7割に視神経のむくみなどの変化が出ると報告されている。

宇宙飛行士を水に5日浮かべる実験が、寝たきり患者のリハビリを変える

ESAは防水シートで覆った水に人を5日間浮かべ、宇宙飛行士の体の衰えをわざと再現している。支えを失った体は骨と筋肉を手放し、体液は頭へ上る。この水槽で集めたデータが、長く寝たきりになった地上の患者を立ち上がらせるリハビリの設計図になっている。

無重力で育てた抗がん剤キイトルーダの結晶が、点滴を一本の注射に変えた

重力があると結晶は沈んで偏り、粒がそろわない。だから製薬会社メルクは抗がん剤キイトルーダの結晶を国際宇宙ステーションで育てた。宇宙では39マイクロメートルの均一な粒がそろい、その成果が点滴を皮下注射に変える注射薬につながっている。宇宙の地味な実験は、もう地上の患者の腕に届いている。

宇宙では涙がこぼれない──体を洗うのはコップ1杯、尿も飲み水に戻る

無重力では水は下に落ちず、表面張力で丸い玉になって漂う。だから泣いても涙は頬を伝わず、目のまわりに溜まっていく。体を洗うのはコップ1杯ぶんの150〜200mL。しかも尿や汗、吐く息の湿気まで集めて98%を飲み水に戻している。蛇口の水が落ちるのは、当たり前じゃなかった。

宇宙にしばらく住むと体は宇宙用に作り替えられる──骨は毎月1%減る

無重力に入ると体液が頭へ流れて顔がむくみ、脚は細くなる。心臓は形を変えてサボりはじめ、体重を支える骨は『もう支えなくていい』と毎月1〜1.5%ずつ溶けていく。背骨は伸びて背が高くなり、目の見え方まで変わる。体が地上仕様を勝手に解除していく、宇宙飛行士の体の話。

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