宇宙と日常のあいだ

GPSから浄水技術まで、宇宙開発が生み出した身近なテクノロジー。

6本の記事

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スマホの地図が1日10kmずれないのは、上空の時計を毎日直すから

スマホの現在地は2万km上空のGPS衛星の時計頼み。その時計は相対性理論のせいで1日38マイクロ秒だけ速く進み、放っておくと地図は1日で約10kmずれる。だから衛星の時計は、打ち上げ前からわざと遅く刻むよう作ってある。アインシュタインが毎朝あなたの道案内をしている話。

宇宙飛行士を水に5日浮かべる実験が、寝たきり患者のリハビリを変える

ESAは防水シートで覆った水に人を5日間浮かべ、宇宙飛行士の体の衰えをわざと再現している。支えを失った体は骨と筋肉を手放し、体液は頭へ上る。この水槽で集めたデータが、長く寝たきりになった地上の患者を立ち上がらせるリハビリの設計図になっている。

宇宙飛行士のために作った無線センサーが、心臓の血管の中で入院を防ぐ

宇宙ステーションで体を測るために作られた電池のいらないセンサーが、いまは心不全患者の肺動脈に埋め込まれている。埋め込み1年後、心不全での入院は73%減った。極限環境向けの工夫が、地上でいちばん助けを必要とする人の胸の中で静かに働いている話。

月に倒れた着陸機を撮ったのは、おもちゃ技術の250g球体だった

月面にうつ伏せで倒れた着陸機SLIMの姿を撮ったのは、タカラトミーの変形玩具技術で作られた直径80mm・250gの球体SORA-Qだった。火星探査車の約4000分の1という軽さで、なぜ小さく単純な設計が過酷な現場で強かったのか。宇宙メディアSORABUMIが解説する。